商品画像を制作する際、あなたは何を考えて制作していますか?
「商品をよく見せたい」「とにかくオシャレな画像を作りたい」など、様々な意見があるかと思いますが、私は「商品の画像で接客をする」ということを1番に考えて日々制作をしています。
「え、どういうこと?」とピンと来ない方も多いかと思いますので、その理由からご紹介させていただきます。
この記事の結論は… ◆ 1枚目 イメージが沸く画像 ◆ 2枚目 お客様の悩みについて問いかけるような画像、もしくはレビュー評価などの紹介 ◆ 3枚目~4枚目 訴求ポイント ◆ 5枚目 バリエーションの紹介 ◆ 6枚目 商品の詳細(素材、サイズなど) お客様の意識をひいてから、詳細を紹介するのが◎!!
ネットショップでは会話ができない
あなたが靴屋さんまで足を運んで、気に入った物があったとします。
「自分のサイズは在庫あるかな?」「色違いがあったら嬉しいのに…」など、疑問や要望があれば店員さんを探して聞くことができますが、ネットショップでは電話やメールなどで聞くことしかできません。そこに煩わしさを感じてしまって、他のお店を探そう…と帰ってしまう方が大半です。
それを防いでくれるのが「商品画像」です。人間は外界から得る情報の80%が目が担っていると言われているため、直接声をかけるのが難しくても画像で商品の良さを訴えかけることが重要です。
それでは、どんな流れで訴えかけることが効果的なのか、実店舗で行われている接客をどう画像で再現するのか考えていきましょう。
理想的な画像構成
1枚目の画像
イメージが沸く画像
看板やPOPのイメージ
商品を使っているシーンを大きく見せたり、訴求ポイントを入れてお客様に興味を持ってもらうことを意識して制作します。 「いらっしゃいませ~!こんなのありますよ~~!」と、インパクトのある分かりやすい画像を作りましょう。
(レディースのバッグの場合)
A4サイズ対応、2WAY、全〇色、撥水素材、大容量など
(カー用品の場合)
汎用品、車検対応など
2枚目の画像
悩みについて問いかける
「こんな悩みないですか?」
「そうそう、こういうのが欲しかったの!」とより興味を持ってもらうのに効果的です。 販売実績があり、レビューがたまっている商品の場合は良いレビューを抜粋するのもおすすめです。逆に悪いレビューを紹介して「ここを直しました!!」とリニューアルした商品を紹介するのも◎
「こんな症状(異音など)出ていませんか?」(カー用品)
「★4.5 ありがとうございます‼!!」などレビューの紹介
3枚目~4枚目
訴求ポイント
「人気の秘密はココです!」
ここまでで興味を持ってもらうことに成功したので、ここからは商品の良さをアピールしていきます。 他の店とは違う点や、素材などのこだわりポイントをいれてください。
「小さいのにこんなに入る!!大容量バッグ♪」「長寿命LED」などの機能的な訴求
「経年劣化を楽しめる本革」「お手入れ簡単なPUレザー」など素材の訴求
5枚目の画像
バリエーションの紹介
「他の色もありますよ!」
「サイズは何が良いですか?」
商品の良さを知ってもらったらあともう一押し!バリエーションがあるものは、好きな色やサイズを選べるということを紹介していきましょう。 種類がありすぎると悩ませてしまって逆効果の場合もあるので、複数買うメリットがある商品の場合はそこも訴求しましょう。
6枚目の画像
商品の詳細
説明書や仕様書を渡す
実店舗の場合は実際に手に取ってみてもらえますが、ネットショップでは注文して届くまでは実物を見れません。なので、より実物を想像してもらいやすいようにサイズや素材などの詳細を入れます。 間違った情報を載せるとクレームの原因になるので、正しい情報を入れましょう。
さいごに
いかがでしたか?
販売するモールなどによってはより多くの画像を入れることが出来ますが、この構成を意識して制作していただければお客様に寄り添った商品の紹介が出来ます。
実際の店舗とネットショップでは販売の形式は異なりますが「お客様に商品を気に入ってもらって、購入いただく」という点は同じです。
自分が商品を買うときに、どんなことが気になるのかを考えながら制作することで、より良い画像が作れるようになるので目の前にお客様がいる(自分に接客する)ということを意識して作りましょう!